僕だけがいない街(アニメ)を見ました
お久しぶりです。何とか生きてます。
前回更新からかなり期間もあいてしまい、4月に入ってアニメ新番もはじまってしまいましたが、
生存報告兼ねてこっちに記事を書こうかなと思いました。(Twitterではピンピンしてますが)
*
前置きはこのくらいにして、今回は2016年1月~4月に放送されたアニメ「僕だけがいない街」につきまして
今朝から録画を一気に見たのでそれについて書きたいなと。
(※基本的にプラスな感想記事です。核心には迫りませんが一部内容(完全なネタばれ)を含みます)
(※ネタばれ嫌な方はちゃんと視聴してから読むことをおすすめします)
(※個人の感想です。意見は大歓迎ですが、文句・クレームは受け付けませんので悪しからず)
(※レビューと言えるほどしっかりしていません。あくまで「ざっき」です)
(※あんまり推敲してないので誤字脱字は許してください。)
(※全体的に長いだけとか言わない。この注釈多すぎとかも言わない。)
まず、私の「僕だけがいない街」への知識他この記事の前提条件を(どうでもいい)
★私がこの作品を視聴前に知っていた情報
・悠木碧さん(6年前ほどからずっと好きな声優さん)が出てる(いきなりそれ
・製作者サイドの情報はほぼ無し。原作は漫画で最近完結した?とかそのレベル
・放送終了後に一気に見ようと思っていた
・ノイタミナ枠
・なんかTLですごい流行ってる、毎週放送時に泣けるとかちょっと話題になる(内容はよくわからない
・毎週おもしろいとかすごい聞く。引きがうまいとか
・実写化もやっててそっちもおもしろいらしい(※身内1人の感想を聞いて)
・その実写映画を見た身内に30秒くらいであらすじと最終的な犯人と結末を聞いちゃった(アニメと一緒かどうかは判断出来ないので半信半疑程度
こんな感じ。
以上の前提を踏まえて以下の記事を読んでくださる方はお願いします
さて本題。どこから書き始めていいのかと迷いますが、
率直な感想として「おもしろかった」はもちろんのこと、「退屈しなかった」「わくわくした」というのが浮かびました。
★表現方法に関して
まず印象的だったのは、事前情報で聞いていた通り、まさに「引きがうまい」。
今のアニメ等の作品は、1話の中で「前半で話を作って、後半で落とす。」という作り方が一般的だと思うのです。
でもこの作品は、「前半で(前回後半の)話を落として、後半で次回に繋がる話を繰り広げる」と言った手法を取っているように見えました。
(実際どうなのかは一切知りませんので悪しからず)
『終わったなー、次の録画再生しなきゃ』って思ってリモコン取ったら
『あ! まだ半分か!』というのが何度も発生しました。
これはすっごく有効なやり方だと私は思います
この手法はちょっと前から冗談で「半分ずつずらしてやったらおもしろくなるんじゃないかなー」って言ってたのですが、見事にそれをやってのけましたね。
今後この手法が増えたらいいなーとか個人的には思いました。
その他の展開の仕方も(主人公サイドの)期待通りに行くこともあれば意外な展開になることもあり、
見てる側としてはあまり先が読めない描き方だったのも◎。
★作画に関して
私は作画にあまり興味がないのであれなのですが、綺麗だなーって思いました。
キャラは止め絵で背景とかをぬるぬる動かされると綺麗だなって思いますね(単純
最近これ色んなアニメでやってると思うのですが、昔は映画とかでしかやってなかったような記憶があるので
(どうでもいいですが水の都の護神でのカノンちゃんラティアスとの追いかけっこシーンが印象的)
今の技術は進化してるなぁと思いました
あとあの“クリスマスツリー”の表現は思わず『おおっ』って言ってしまうくらい美しかったです
劇中では描かれませんでしたが、星好きとしてはあの“プラネタリウム”も余力があれば描いて欲しかったですね(原作的に仕方がないのか
キャラの感情も描き分けられていましたし、
作画にあまり興味のない私が言ってもあれなのですが良かったのではないでしょうか
★物語(話の内容)に関して
全体的には俗に言う作中で言うと「リバイバル」を用いたタイムリープものですよね。
過去に戻り過去を変えることで、現在の起こって欲しくない事象を回避する、というきっぱり言うと【よくある話】だと思います。
最近の有名な作品だと部類は違えど「魔法少女まどか☆マギカ」や「シュタインズ・ゲート」等と似たようなテーマでしょうか。
こういった作品は人気を泊しやすいと言えるのかもしれません。
ただ、設定を練りこまないと「矛盾が生じる」「ご都合主義的になってしまう」ことがあるので注意しなければならない部分もありますよね
それで設定が分かりづらくなってしまうという点もあるのですが、
その点この作品は「主人公もなぜかわからないけど」っていう前提があり、
見てるこっち側も『あ、この辺の理由はわからなくて良いんだ』って思えたしシンプルでわかりやすかったですね
この作品のテーマは作中何度も使われる「信じる」と言った言葉から分かる通り
「人を信じることの大切さ」を一番に描きたかったのかなぁと思います
人を信じる≒人に期待することは私はもうやめてしまった人間だったので、
この作品を見てもうちょっとは人に期待してみようかなぁと思いました(単純
(まぁこの辺りのくだりは多分みんな書いてるので以下略)
物語の上で個人的にポイント高いのが「失敗する」ということ。
スピードスケートのくだりで過去と同じことを繰り返してしまうシーンもあったり、
劇中で過去を少しは変えたけど現在の事象を回避するまでには至らなかったという大きな失敗があったり、
ここは現実味があるというか1度ではうまくいかないことに親近感がわきましたね
まぁその後速攻もう1回戻れちゃうのはなんかもうひとひねり欲しかったですが(
ともあれ1回戻って「信じることの大切さを再確認(強化)」して過去(2回目)で「もっと信じる」ことで解決に導くって綺麗な展開は見ていて気持ちよかったです。
最終的には救いというものに程度はあれど、文字通り「全員救う」ことになりましたし、
ハッピーエンド主義者の私に取っても見やすい作品でした◎
ちなみに実写映画見た身内に聞いたネタばれとは最後がちょっと違った……?って感じでしたけど、そのネタばれ込みでも問題なく楽しめました
警察が完全に役立たずだったり、犯罪、虐待関連などシビアな内容に突っ込んだり、
現在のこの世界の問題を一部描いた作品でもあるのでこの辺は好き嫌いあるとは思います
というか私達のこの世界ってよくこれで回ってるなって思うんですよね最近(闇
この話はまた別の機会に(ry
ほめてばっかりなのもあれなのでここはもうちょっとなーって思ったところを挙げさせてもらうと、
話のまとまりがさばさばしちゃったかなーとはちょっと思いますね
主人公が不憫、というか、せっかく主人公がすっごいがんばって過去を変えたのに現実に戻って来たらなんというか現実は現実で、まぁそこが良いと言えば良いところなのかもしれませんが、個人的には“ヒーロー”は最後まで“ヒーロー”であって欲しいし、主人公が幸せになりきるところまで描いて欲しかったなーって思いました(長い
あと失敗したら現実に戻るのに、過去の改変に成功したらそのまま続いてそれが現実になるっていうのが割と謎。
普通だと過去の改変に成功したら過去に戻った地点に戻る(現実に戻る&現実の環境や事象が変わっている)のが分かり良いではないのかと思います
その過去改変「成功」と過去改変「失敗」は誰が決めているんだ、と
てか加代ちゃんが広美と結婚して子どもまでいるのはちょっと唐突すぎではw(突然の話題ぶっこみ
それまでの過程が全くわからないし、過去編でそういったことをにおわせてすらもいないので
「え?」って感じで個人的には違和感の塊でした。
別に主人公と関わりない人と結婚させるならまだ分かるのですが、
なぜそこ?(w って感じてしまいました。あれはなんでなんでしょう
そこはちょっとはっきり言って残念でしたね。意図があるなら知りたい
番外編や、続編などを作り予定があるのでしょうか。
あと過去改変成功して目覚めた後のシーンがちょっと冗長っていうかそこで退屈を感じてしまって、惜しいなーって思いました
とはいえ些細なことですけどね。
なんかハイパー浅い物語考察になってしまいましたが、
12話、約5時間かけて見る価値は大いにある作品だと思いました
(ここまで読んでるのに)もし未視聴の方がいれば、ぜひ。
価値観を考えさせられる作品のひとつになると思います。
★悠木碧さんに関して(キャラ)&その他好きなシーンとかとか
「僕だけがいない街」のあおちゃんのキャラ「雛月加代」は子ども時代と大人時代、2つの様相で登場します。
子ども時代はいわゆる「無表情系」キャラです。加代ちゃん。
背景的には「親に愛されない子ども」で、色々と悟ってしまっている11才(小5)
熱烈小5ファンの私としてはとってもうれしい年齢でしたね!!(謎
名前の付け方もすばらしく、「ひな」「つき」「かよ(わい)」と言ったワードを入れることで、
とても弱々しい力のない、自己主張することが出来ない女の子を印象づけられると思います
(「つき」については、月は太陽と比べて……って言う話。念のため)
本題に入りましてあおちゃんは最初はあまり感情を出してはいけない、徐々に心を開いて行くろり系キャラの表現がほんとうまいなぁあーやっぱりしゅき!ってなりましたね(
例えば単純に「ばかなの」の表現ひとつ取っても序盤と終盤でかなり演じ分けてて
話の都合上「守りたい、絶対守らなきゃ!」っていうキャラなんですけどこっちまで本当いとおしくなるくらいの「弱さ」を表現してくれて。
あーもうほんとあおちゃんは……ってなりました&なってます。
かと言ってすぐに泣き出すタイプのキャラではなく、芯は物凄く通っているので、とても難しいのではと私は(勝手に)思います
そんな加代ちゃんが大泣きするシーンありまして。
あそこはほんとすっごい印象に残っていて、不憫なのに今まで涙を見せなかった加代ちゃんが
『あー、そこでそういう展開にするんだ原案の方すごいすばらしい最高ありがとうございます!』
ってとても思いました。ありがとうございます(何
日常の何気ないことが幸せなんですよね。もっと幸せを感じて生きよう。
あと最後に個人的には他にも“リバイバル”している子がいるのかなーって勝手に思いながら見ていたので、
それも感じさせてくれた良い演技だったと思います。ケンヤ役の方も含め(
とてもかわいい。かわいい。個人的にはゆーかいした時とかたんじょーび会とかはもう少しデレて欲しかったですけどこれはこれでとても良し
あおちゃんのうれしかった時に喋る前の「ふふんっ」っていう声の出し方が大好きです
それと演技全く関係ないですけど怒られるかなというシーンで
悟くんのお母さんに手を前に出されて「びくって身構えちゃう」けど「なでなでされる」シーンも奥ゆかしい
ともあれ伝えきれないほどの魅力を感じさせてくれる子ですね。かわいい
大人時代は26才時点での加代さん。結婚して子どももいます
それもきっちり演じ分けが出来ていて、過去の面影を残しながら現在の幸せ感を表現して頂いて
登場シーンは短くも『ああ、終わったんだ、救えたんだ……!』っていう気持ちをきっちり感じさせて頂きました
(キャリアの長さっていうのはここで生かされているんだなぁってしみじみ)
本当すばらしすぎて頭が上がらない次第でございます(更に謎
これからも悠木碧さんの出演している作品は優先的に見たいなと
思い直させてくれた作品でした。「僕だけがいない街」ありがとう。
これどこに書けば良いのか分からなくなってここに書いときますけど
音楽・BGMはあまり印象に残らなかったのでここをもうちょっと力入れてくれればっていう点は若干心残りではあります。
まぁ他で補ってあまりある表現だったとも言えますけどね
もうひとつ。
過去編は2月~3月の冬のシーンが主なので、マフラーやジャケット、作品で大事にもなるてぶくろなど冬物好きな私にとってはキャラデザもすっごい好みでした。
色々と好みが重なった作品だったのかもしれません。
*
終わりです。上に書いたことが全てではありませんが一言で言って最高でした(最高に雑
リアル周りでちょっとダメージ受けてたんですけどもうちょっとがんばってみようと思います。
主人公くんみたいに未来は見えてないので大胆な行動は出来ませんが……。
この辺の話『誰が興味あんねん』
また良い作品を見させて頂いたら書くかもしれません。おすすめとかあればぜひ。
次はいつになるか分かりませんが……どうぞよしなに。
はい、おやすみ。